スマホで確定申告できますか?|フリーランスの確定申告初心者がミスしないための3つのポイント(2020年版)

2019年からフリーランスになり、今回初めて確定申告をします。ぶっちゃけよくわからないんだけど、スマホで確定申告できるんですか?他に何か気をつけた方がいいことありますか?

ポイント

  • スマホで確定申告書の作成・提出ができるフリーランスは少ない。
  • 源泉所得税で控除されている税金を確定申告書に書くことを忘れない。
  • 申告書を提出して終わりじゃない!税金納めて申告完了!

会計ソフトの力を借りて、確定申告を乗り切ろう!

今年も確定申告シーズンが到来しましたね。

フリーランスで確定申告初心者の人には、ぜひとも、お金を払ってでも、会計ソフトの力を借りて確定申告書を作成することをオススメします。freeeでも、マネーフォワードでも、弥生でも何でもいいです。有料で名の通っているソフトであれば、少なくとも上記の3つのどれかであれば大丈夫です。

今回は、

  • フリーランスでもスマホで確定申告できる?
  • 源泉徴収額はどう確定申告書に反映させる?
  • 確定申告書を提出して完了?

という点について書いていこうと思います。

確定申告書をスマホで作成・提出できるフリーランスは限定されている。パソコンはやはり必須。

「スマホで確定申告」がe-Taxに実装され、適用対象範囲が徐々に広がってきてはいますが、フリーランスまではまだ届いていません。なぜなら、スマホ版e-Tax確定申告書作成コーナーでは、青色申告決算書・収支内訳書は作成できません……。

やはりパソコンは必要です。来年・再来年に期待しましょう。

さて、PCを使うとして、皆さんは作成した申告書をどうやって提出するんでしょうか?

  • 税務署(又は確定申告会場)に持参
  • 税務署に郵送
  • e-Taxで電子申告

基本的には期限内に提出できればどれでもOKです。それぞれ気をつけなくちゃいけない点を書いておきますね。

(共通)申告書を受け付けてもらえたからといって、経費が全部認められたわけではないです。受付の時は必要書類が添付されているか程度しかチェックしていない、と思っておいてください。

(税務署に持参)申告書の「控え」を持っていくのを忘れない。時間外に税務署のポスト(確定申告書提出用のポスト)に入れる場合には、申告書の「控え」と返信用封筒(宛名記入、切手貼り付け)を同封することを忘れない。

(税務署に郵送)収受印が押された日付が提出日となります。期限ギリギリとか当日に郵送すると、収受印が期限後となってしまうかもしれません。数日の余裕を持って郵送することをオススメします。申告書の「控え」と返信用封筒(宛名記入、切手貼り付け)を同封することを忘れない。

(e-Tax)マイナンバーカード等の公的認証情報を取ることを忘れない。又は、税務署にID・パスワードを発行してもらうことを忘れない。カードリーダーを用意することを忘れない。システムダウンや機器不具合によるカード読み取りエラーも想定しておく。最悪、税務署に持参する用意をしておく。

源泉徴収された金額は確定申告書に書くのを忘れない

「私の収入……源泉徴収されてる!?」

会社(法人)から売上代金が入金されるときには、(ほぼ確実に)売上代金から源泉徴収された税金額が差し引かれて入金されます。

さて、このときどんな仕訳を起こしているでしょうか?
入金額で仕訳を起こしていないでしょうか?

説例

売上請求額10,000円、源泉徴収額1,000円、入金額9,000円のときの仕訳(消費税は考慮しない。売上発生と預金入金は同時)

(間違い仕訳) 【借方】現金預金 9,000 【貸方】売上高 9,000

正しい仕訳) 【借方】現金預金 9,000 【貸方】売上高 10,000
事業主貸 1,000
※「事業主貸」は、使用する会計ソフトによっては違う勘定科目を用いるかもしれません。

売上高は請求金額で計上し、源泉徴収額は「事業主貸」勘定に集計します。事業主貸勘定は、決算時に事業主借勘定との差額を元入金に反映させます。

なんで源泉徴収額は「事業主貸」なの?という誰でも抱く疑問に一応答えておくと、本来事業主がプライベートの資金から支払う税金を事業のお金から払っているからです。入金額が減らされているのを、出金があったようにみなしているんですね。

「事業主貸」勘定は、借方の勘定科目ですが費用(支出)ではありません。つまり、損益計算(収支計算)には反映されません。お金は取られている(税金として徴収されている)のに費用にできないなんて払い損!と思うかもしれませんが、安心してください。確定申告書で既に払った税金として書くことで、確定申告時の納付額を減らすことができます

確定申告で払う税金の計算

所得の金額から計算した税額 ー 源泉徴収額 (ー 予定納税額等) = 確定申告納付額

気をつけなきゃいけないのは、確定申告書に源泉徴収されている額を書くのは「自分」だということです。自分で確定申告書に書かないと完全に払い損です。

ちなみに確定申告書(B)の記載箇所は、第一表の44番です。

税金を納めるまでが確定申告です。書類だけ出して納税するのを忘れないように

確定申告書をなんとか作って提出すると、「確定申告終わった!明日からまた仕事に専念しよう!」と気持ちを切り替えられますね。

……安心しないでください。納税、終わってませんよ?

確定申告は納税をもって終了となります。つまり、申告期限までに確定申告書の提出と納税を完了させておく必要があります。注意すべきは、申告書を提出したあとに、「◯月◯日までに税金を納めてくださいね」という連絡は来ないということです。自分で計算して、自分で期日までに払う。それが確定申告の手続きです。

さて、税金の納め方には色々とあります。

  1. 金融機関や税務署の窓口で、納付書を使って払う。
  2. e-Taxで支払う
  3. クレジットカードで払う
  4. QRコードを使ってコンビニで払う
  5. 振替納税を利用する

これらのうち、
1〜4は期限までに支払う(クレジットカードで決済をする)必要がありますが、
5の振替納税は、申告期限までに「預貯金口座振替依頼書兼納付書送付依頼書」という3回くらい噛みそうな書類を提出すればOKです。4月20日ごろ(今年は2020年の4月21日)に、指定された口座から引き落とされます。

振替納税を利用すれば1ヶ月ほど支払いまでに猶予が出るので、利用する価値はあると思います。もっとも、クレジットカードの方が支払サイトが長いのであれば、有利な方を使うべきだと思います。

おまけ:還付の場合は口座の指定に注意。一部のインターネットバンキングでは還付金を受け取れません。

最後にふと思い出したおまけネタです。

結果として所得税の還付を受ける場合には、還付方法(振込・窓口受取)と還付場所を指定する必要があります。このとき、一部のインターネットバンキングでは還付金を受け取れません。銀行や信金・信組の口座を指定することをオススメします。

また、納税者本人名義の口座を指定する必要があり、店舗名等が口座名に含まれている場合や、旧姓の口座では還付の手続きができない場合があるのでご注意ください。

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