フリーランスになるなら簿記って知ってないとダメ?

ちょっとやりたいことができたので、フリーランスになってみました。簿記とか全然わかんないんだけど、やっぱマズい?

ポイント;仕訳を起こすか起こさないかの判断をできるようになる必要がある。判断さえできれば、仕訳作成・試算表作成・確定申告書作成のほとんどの部分は

簿記を知らないでビジネスを始めるのは辛いと思う。けれど、会計ソフトが大部分をなんとかしてくれる。

フリーランスとして事業を始めると、毎年必ず訪れる一大イベントがあります。
確定申告ですね。

簿記を知らないでビジネスを始めるのは辛いです。なぜなら、確定申告を乗り切るのに結構な時間と労力を要し、ビジネスに集中できない期間がうまれるからです。3T(つまらない、つらい、つかれる)作業に時間をとられ、本来のビジネスがおざなりになる……日本全国で無駄無駄無駄無駄無駄ぁ!!!!な作業が発生しています。ちなみにあらいさんはジョジョのことは全くわかりません。

そんな簿記ですが、お金さえ払えばほとんどの問題が解決できます。

  • 税理士に丸投げする → 簿記の知識も税金の知識も全く身につけなくて大丈夫!
  • 会計ソフトを買う、クラウド会計システムを契約する → システムが助けてくれる。

駆け出しのフリーランスだと、最初から税理士に依頼するのは資金面でのハードルが辛いと思います。しかし、会計ソフト・クラウド会計システム(以下、「会計システム」で統一)を契約するのはそれほどハードルが高くありません。月1,000〜3,000円程度ですし、簿記の仕訳を知らなくても、必要項目さえ入力すれば会計システムが自動で仕訳を作ってくれるようなものもあります。

簿記は知らないと辛いです。だけど、お金が解決してくれます。
あらいさんは、簿記の勉強に時間を使うくらいなら、とっとと会計システムを手に入れて本業に集中できる環境を整えろ!と声を大にして言いたいです。

フリーランスが知っておくべき簿記知識

とは言っても簿記の知識を身につけたい方はいると思います。そこで、最低限の簿記知識をザッとまとめたいと思います。本当に最低限です。簿記3級の試験には受かれないけど、何も知らないフリーランスのためにまとめておきます。

1年間の簿記の流れ

ひとまず開業初年度ということを前提に、1年間の簿記の流れを確認しましょう。
とはいっても、簿記の試験で出るような「簿記一巡」みたいなカッチリとしたことは覚える必要ありません。そもそも、会計システムがほとんど全てやってくれます。

フリーランスが知っておくべき簿記の流れ↓
【仕訳(日常の仕訳)入力をする】→【仕訳(決算整理仕訳)入力をする】→【試算表を作成する】

【仕訳(日常の仕訳)入力をする】
簿記の基本は仕訳です。仕訳を積み上げたその先に、このあと出てくる【試算表】があります。
だいたい簿記入門者が躓くのは仕訳です。左(借方)と右(貸方)がわからなくなるんですよね。
ですが安心してください。会計システムによっては、借方・貸方を知らなくても仕訳入力ができるものがあります。商品も固定資産も持ってなくて、決算特有の仕訳を作る必要がないような人は、fre仕訳の左(借方)・右(貸方)を知らずに決算まで完了できるのではないでしょうか。

ちなみに、仕訳はいつ行うのが良いでしょうか?
教科書的には毎日・取引のある都度仕訳入力をするのがベストです。でも、実際問題難しいですよね。レジと会計システムが連動していれば売上関係は毎日自動的に仕訳が行われますが、手入力だとそうはいきません。週毎、月毎、半年毎、年毎などで処理されている人が多いのではないでしょうか。個人的には、月毎でキッチリ仕訳を済ませられたらベリーグッドだと思います。年に1回だと、経費の内容を忘れたりとか、レシート多すぎてやる気起きないとか弊害の方が多くなる気がします。

【仕訳(決算整理仕訳)入力をする】
決算の時だけ必要な仕訳の入力を行います。
・減価償却費の計上
・経過勘定(前払費用・未払費用、未収収益・前受収益)の調整
・事業主借・貸の調整
などがあります。
フリーランスを始めたばかりであれば、あってもパソコンの減価償却くらいだと思うので今回は詳細を省きます。

【試算表を作成する】
仕訳入力が全て終わったら、総勘定元帳から試算表(残高試算表・合計残高試算表)を作成します。……と、面倒くさそうな手続きがあるように書き始めましたが、安心してください。もう試算表はできていますよ。
会計システムでは、仕訳入力だけしておけば試算表は自動的に作ってくれます。あなたがやる作業は、会計システムの「試算表を作成する」みたいなボタンをポチッと押すだけです。
試算表って要は日々の仕訳を勘定科目毎に足し算引き算した結果なんです。人間の判断が必要な部分ってないんです。なので、システムに任せるのが合理的ですよね。

簿記と確定申告の関係

1年間簿記を頑張って「試算表」を作りました。いや、頑張ったのはほとんど会計システムかもしれません。いずれにせよ、フリーランスの事業所得の申告という観点で見ると、試算表さえできていれば「損益計算書」と「貸借対照表」は、ほぼ数字を移すだけでできます。

さらにいえば、会計システムに確定申告オプションみたいなのをつければ、青色申告バージョンの確定申告書をシステムが作ってくれます。ユーザーがやることは、確定申告のために追加で必要な情報だけを追加入力するだけです。たとえば、国保の支払額とか、ふるさと納税とか、扶養・配偶者控除とかの情報です。

仕訳入力さえきちんとできていれば、あとはほとんど会計システムがやってくれる。自分は仕訳に入れなかった情報を追加で入力すれば良いだけ。

というのが、簿記と確定申告の関係です。
正直言って、小規模なフリーランスで在庫も固定資産もなく、クライアントやお客様からの入金が売上で、交通費・新聞図書費・消耗品費・交際費くらいしか経費がないような事業であれば、確定申告書の作成は簡単です。
難しいと思う人がいるとすれば、会計システムを使わずに自力で確定申告書を作ろうとしている不思議ちゃんくらいだと思います。

フリーランスが簿記を学ぶとしたら、具体的に何を学べば良いのか?

さて、ここまで読んで気づかれた方、気づいてしまった方がいるのではないでしょうか?

  • 仕訳入力さえできていれば、試算表はボタン1つでできる。
  • 仕訳をしない情報を会計システムに追加入力すれば、確定申告書は簡単に作れる
  • 仕訳は、いくつか情報を入れれば会計システムが自動で作ってくれる

さて、人間は何をすれば良いでしょうか?

答えは、

お金の出入りがあったときに、事業所得の仕訳を起こすか、起こさないか判断すること

これが人間がするべき大事な作業です。

お金が出ていったときに、「経費」として仕訳をするか、それとも、プライベートな支出(家事費)だから仕訳を起こさないか。事業には関係ないけど国保や医療費、ふるさと納税等の所得・税額控除で使うか……。というような判断をする必要があります。

つまり、フリーランスが学ぶべきことは、「仕訳を起こすか起こさないかの判断基準」です

確定申告のために簿記3級の勉強をすることは全くオススメしません。判断基準を学べないからです。

では、判断基準はどこで学べばいいでしょうか?

  • 税務署主催の無料の記帳講座を受けに行く(そして時間を見つけてたくさん質問をする)
  • 税理士や会計士に直接聞く(会計士は所得税のことをほとんど知らないこともあるので注意)
  • あらいさんの経営相談室に投書する

色々とあるので、ぜひ役に立つ情報を手に入れてください。

タイトルとURLをコピーしました